荻野目洋子のダンシング・ヒーロー(ショートバージョン)の振り付けをやることになりました。 YouTubeを見ながら振り付けを分析しましたので紹介したいと思います。
目次
全体の構成
ひとつひとつの振り付けはそれほど複雑ではありません。 振り付けの種類は大きく分けて5パターンです。 5種類の振り付けのパターンと順番を覚えてしまえばそれなりに踊っているように見せることができます。
全体の構成は以下のとおり。
イントロ → 歌詞1 → 歌詞2 → サビ1 → サビ2
歌詞1と歌詞2は振り付けはないので適当にクラブのようにリズムに合わせていればOKです。 イントロ、サビ1、サビ2では振り付けが決まっているので以下で解説します。
リズムは4分の4拍子なので2小節の8拍ごとにまとめて振り付けを覚えると捗るでしょう。
イントロ
以下、小節ごとに振り付けのパターンをアルフャベットで分けて解説します。
1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|
A | A | B | B |
A | A | B | B |
番号は小節。1小節は4拍です。
Aの振り付け
片足を斜め前に出しながら腕を斜め上に上げるアクション。
右足を左足の少し左前に出して、両手を右側に突き出して倍速で手首を縦回転でプルプルさせます。手だけ倍速です。 顔は左側を向くと良いです。 1,2でアクション、3,4で戻ります。3,4では早く戻って止まっていたほうがきれいに見えます。
2小節目は左右を交代させて同じ動きです。
Bの振り付け
両足を内側にツイストさせながら左右に切り替えるアクション。
ここがこのダンスの最も特徴的な振り付けです。 決まっているとかっこいいです。
膝を内側にくねくねさせながら、左・左・右・右、 左・右・左・左と重心を移動させます。 足はつま先立ちで、膝を外から内側方向にツイストさせます。膝が内側に入ったときにかかとが外に向いていると良いです。
手はグーにして手の甲を自分の体に向けます。乗っている方の足と同じ腕が体の前、逆の腕は斜め後ろです。 グーは軽く握ったほうが軽やかに見えます。
4小節目の最初の2拍が1拍毎に左右切り替わるので遅れに注意です。
サビ以降
1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|
C | C | C | C |
D | D | E | E |
C | C | C | C |
D | D | E | |
A’ | A’ | A’ | A’ |
Cの振り付け
中腰で両腕を振るアクション。
足はすべて同じ。手の位置だけが小節ごとに異なります。手の位置は1小節ごとに、真横ー>真上ー>左手前ー>右手前となります。 腕は左右同じ動きで波打つようなイメージです。肩から動きを始めるとやりやすいです。
足は肩幅より少し広めで中腰で前かがみです。ちょうど野球の内野の守備のときのような姿勢です。この姿勢はDまで続けます。
足のリズムは倍速でタタンと右から左へ重心を乗せるのを繰り返します。馬のマネをするときのような感じです。 ただし、これは難易度高いので慣れてない人は拍数と同じリズムで上下でもOK。
Dの振り付け
中腰でハンドルを左右に回すようなアクション。
左手を下に下げるところから始めます。 (余裕がある人は直前の半拍を使って右から始めてもOK) ハンドルを左右にリズムよく回すような感じで繰り返します。 タンタンタタタンと後半倍速になります。
2小節目は1小節目から続く感じで左右を逆にして繰り返します。 肩を腕に合わせて左右交互に大げさに上下させるとそれっぽく見えます。 足は手を下げてない側の逆サイドが少し浮きますが、この動きはなしでもOK。
Eの振り付け
横を向いて足は止めたまま走るようなアクション。
1小節目は左向きで右手後ろから、2小節目はその逆です。
A’の振り付け
Aとほぼ同じ動作で、手だけを真上にしたアクション。
この動作もAと同様に右足左斜め前から始めます。 顔は真横ではなく斜め上の方が良いです。
大事なこと
このダンスは公式動画を見ても分かる通り、正解が決まっていないようです。 荻野目洋子以外のダンサーたちは細かいアレンジを自分なりに加えています。
公式動画の荻野目洋子の両サイドにいる二人の男性ダンサーの動きを見るとわかりやすいです。 右サイドにいる人は細部にこだわり、全身を使って流れのあるダンスをしていますが 左サイドにいる人は対象的で、細部に動きはあまりありませんがキレが抜群です。 ダンスが苦手という人はキレを意識したほうが良いでしょう。
正解が決まっていないということは、逆にいうとポイントさえ押さえていれば問題ないということです。 以下が最低限おきたいポイントになります。
- 1拍目が揃っていること
- 左右が逆でないこと
- 左右どちらに向いているか
初心者でも上記さえ抑えておけばそれなりに見せることが出来ます。 複数人で踊るダンスなので重要なのはズレていないことです。 ズレていると上手い人より目立ってしまいます。
細かい動きは完全に再現させる必要はありません。 振り付けの切り替わりのポイントでキビキビ動けばキレがあるように見せることが出来ます。
余裕があれば
振り付けも完璧に覚えて余裕が出てきたら自分なりのアレンジを加えましょう。
上記、歌詞1の終わりに4拍、歌詞2の終わりにに8拍の印象的なリズムがあります。ここでは各自が拍数に合わせて自由に踊ると見る人を引きつけるでしょう。
また、曲の一番最後にも1拍あるのでここで最後のポーズを決めるのもありです。
Let’s dancing !!
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